介護の現場でコミュニケーションを上手にとる方法は、普段からコミュニケーションを大切にすることです。ですが、コミュニケーションというのは、仲良く話をしたり一緒に食事をするということではありません。ミーティングの時などに仲良く談笑をするだけでは、良いコミュニケーションとはいえません。良いコミュニケーションというのは、無駄な会話を省き必要なことを正確に分かりやすく伝えることです。チームワークを組んだばかりの頃は、互いのことを知るために多くのコミュニケーションをとる必要がありますが、できるだけコミュニケーションの時間を減らし、最小限のやり取りで介護が出来る状態にすると良いでしょう。
チームで欠点があるメンバーがいたならば、明確にどこが欠点なのかを知ってもらうことが大切です。また、チームワークを組んだ時には、チームリーダーを選んで目標を設定することも必要です。もし、チームの中に欠点を持つ人がいた場合、目標に到達することが大幅に遅れることも考えられます。欠点がある人がいたならば、どうやったらその欠点を改善することが出来るのかをよく話し合い、改善に導く必要があります。介護の現場では、チームワークの乱れは利用者にも影響することが考えられます。チームワークを早く改善するためにも、互いの欠点に気がついた時には、直接本人に言うのではなく、まずはチームリーダーに相談してから早期改善が出来るように努めるようにすることが必要です。